ホルモンQ&A
Q1 乳癌でホルモン治療中の若年女性患者を診察する際に留意すべきことを教えてください。/Q2 ホルモン治療中の出血対策方法にはどのような方法がありますか?
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.24 No.2 64-68,
2017
著者名
小野 政徳
/
藤原 浩
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
A1:日本人女性の乳癌の罹患率は大腸癌や肺癌とともに極めて早いペースで増加しており,閉経前の性成熟期でもこの40年間に3倍から4倍に増加している。このような背景のなか,晩婚化により挙児を希望する生殖年齢の乳癌女性が増え,妊孕能の温存が乳癌治療の重要な課題となっている一方で,ホルモン療法そのものが乳癌女性患者の生殖機能に与える影響も問題になりつつあり,閉経前の患者においてホルモン治療が卵巣を過剰刺激する症例が問題となってきている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。