Summary
不育症の原因は抗リン脂質抗体,夫婦染色体異常,子宮奇形である。胎児染色体異常も51%を占め,真の原因不明は約20%と推定できる。習慣流産に対する着床前診断・胚スクリーニングの自然妊娠に対する優位性は立証されていない。また,原因不明に対する治療法も確立されていない。女性の加齢が最も大きな危険因子であるため,時間を無駄にしないことを遺伝カウンセリングで伝えること,社会に対する啓発も重要である。
Key words
●反復流産 ●着床前診断(PGD) ●胎児染色体 ●転座 ●不育症
全文記事
不育症
臨床編 不育症と着床前診断
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.19 No.1 63-68,
2012
著者名
杉浦 真弓
/
佐藤 剛
/
服部幸雄
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
/
血液
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。