Summary
前胞状卵胞から胞状卵胞への移行期は,卵胞発育を制御するメインシステムが,卵巣内の局所調節因子からゴナドトロピンへと切り替わる,重要なターニングポイントである。本稿では,成長因子や性ステロイドホルモンなど種々のパラクライン・オートクライン因子を介した卵子~顆粒膜細胞~莢膜細胞の細胞間クロストークが,特に前胞状卵胞の発育・生存を制御する可能性に注目し、最近の知見を紹介する。
Key words
●卵胞発育 ●前胞状卵胞 ●細胞間クロストーク ●アンドロゲン ●GDF9
全文記事
卵と卵胞の発育・成熟
卵胞の発育と成熟 卵胞発育における卵胞細胞間の相互作用
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.18 No.4 61-66,
2011
著者名
折坂誠
/
小辻文和
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。