特集 EBMからみた抗血栓薬の選択
Ⅰ.抗血栓薬開発の歴史
血栓と循環 Vol.23 No.1, 6-10, 2015
「論文のポイント」
[1]抗血栓薬はわが国でも主要な死因となっている心筋梗塞,脳梗塞などのアテローム血栓症,近年増加している静脈血栓塞栓症の予防,治療に使用されている.
[2]抗血小板薬として最初に使用された薬剤はアスピリンであり,現在ももっとも多く使用されている.
[3]抗凝固薬としてはヘパリン,ワルファリンが長く使用されてきたが,2000年代になり,新規の経口抗凝固薬の開発が進んだ.
[4]線溶薬としてはウロキナーゼ,アルテプラーゼが血栓・塞栓症急性期の治療に使用されている.
「キーワード」アスピリン/チエノピリジン/ヘパリン/ワルファリン/ウロキナーゼ
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