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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

5.その他(薬剤,検査,腎臓,糖尿病等) 60.糖尿病患者における心血管疾患のアスピリンの1次予防の位置づけ―ADA/AHA/ACCF

矢尾板信裕堀内久徳

血栓と循環 Vol.22 No.1, 259-262, 2014

出 典
Pignone M, et al:
ADA/AHA/ACCF Scientific Statement. Aspirin for Primary prevention of cardiovascular events in people with diabetes: a position statement of the American Diabetes Association, a scientific statement of the American Heart Association, and an expert consensus document of the American College of Cardiology Foundation.
Circulation 121: 2694-2701, 2010

「要約」糖尿病患者への1次予防のためのアスピリンの投与に対して, ADA/AHA/ACCFからの勧告は次のようになっている. (1)低用量アスピリン(75-162mg/日)の1次予防投与が推奨される糖尿病患者は, 消化管出血の可能性の低い患者(胃十二指腸潰瘍の既往がなく, NSAIDSや抗凝固薬を服用していない患者)で, さらに心血管病のリスクが高い患者(50歳以上の男性または60歳以上の女性で, かつ喫煙・高血圧・脂質異常症(高脂血症)・心血管病の家族歴・アルブミン尿を1つ以上認める患者)である(ACCF/AHA Class IIa, Level of Evidence: B)(ADA Level of Evidence: C). (2)アスピリンの1次予防投与が推奨されない糖尿病患者は, 心血管病の危険性が低い患者(50歳以下の男性または60歳以下の女性, かつ喫煙・高血圧・脂質異常症・心血管病の家族歴・アルブミン尿を認めない患者)である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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