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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

2.心臓 31.心臓弁膜症における抗血栓療法と血栓溶解療法 抗血栓療法と血栓症予防―ACCPガイドライン第9版

村崎かがり

血栓と循環 Vol.22 No.1, 149-151, 2014

出 典
Whitlock RP, et al:
Antithrombotic and thrombolytic therapy for valvular disease: Antithrombotic Therapy and Prevention of Thrombosis, 9th ed: American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines.
Chest 141(2 Suppl): 576S-600S, 2012

「要約」弁膜症における抗血栓療法は, 血栓塞栓症の発症を予防するために非常に重要な治療であるが, 出血性合併症のリスクについても常に考慮する必要がある. このため本ガイドラインでは, 血栓塞栓症と出血性合併症について至適なバランスを取ることを目標に書かれている. 「リウマチ性僧帽弁疾患」(1)正常洞調律のリウマチ性僧帽弁疾患で左房径が55mm未満の患者では, 抗血小板あるいは, ビタミンK拮抗薬による抗凝固療法を推奨する(Grade 2C). (2)正常洞調律のリウマチ性僧帽弁疾患で左房径が55mm以上の患者では, ビタミンK拮抗薬による抗凝固療法を推奨する(Grade 2C). (3)リウマチ性僧帽弁疾患で左房内血栓が存在する患者では, ビタミンK拮抗薬による抗凝固療法を推奨する(Grade 1A). (4)リウマチ性僧帽弁疾患で心房細動あるいは, 血栓塞栓症の既往のある患者では, ビタミンK拮抗薬による抗凝固療法を推奨する(Grade 1A).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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