出 典
Patel MR, et al:
Arteriotomy closure devices for cardiovascular procedures: a scientific statement from the American Heart Association.
Circulation 122(18): 1882-1893, 2010
「要約」止血デバイス(Arteriotomy closure device: ACD)は, 穿刺部合併症の減少と, 止血時間の短縮を目的として1995年より導入された. 2013年には, 止血デバイスの売り上げは全世界で1,000億円にも達している. しかし, 止血デバイスの有効性や安全性に関するデータはいまだ不足しており, その適応も明らかではない. 本ガイドラインはこれまでの知見に基づき, 止血デバイスに関する勧告を行うことを目的としている. 「動脈穿刺部の選択」近年では, 冠動脈インターベンションにおいては, 大腿動脈アプローチよりも穿刺部合併症が少ない, 橈骨動脈アプローチが普及している. しかし, 大腿動脈アプローチが必要な手技も多い. 大腿動脈アプローチの際には, シースを大腿動脈の正しい位置(高さ)に挿入することが重要である. そのためには透視や大腿動脈造影で, 穿刺位置を確認する必要がある.
Patel MR, et al:
Arteriotomy closure devices for cardiovascular procedures: a scientific statement from the American Heart Association.
Circulation 122(18): 1882-1893, 2010
「要約」止血デバイス(Arteriotomy closure device: ACD)は, 穿刺部合併症の減少と, 止血時間の短縮を目的として1995年より導入された. 2013年には, 止血デバイスの売り上げは全世界で1,000億円にも達している. しかし, 止血デバイスの有効性や安全性に関するデータはいまだ不足しており, その適応も明らかではない. 本ガイドラインはこれまでの知見に基づき, 止血デバイスに関する勧告を行うことを目的としている. 「動脈穿刺部の選択」近年では, 冠動脈インターベンションにおいては, 大腿動脈アプローチよりも穿刺部合併症が少ない, 橈骨動脈アプローチが普及している. しかし, 大腿動脈アプローチが必要な手技も多い. 大腿動脈アプローチの際には, シースを大腿動脈の正しい位置(高さ)に挿入することが重要である. そのためには透視や大腿動脈造影で, 穿刺位置を確認する必要がある.