出 典
Balagopal PB, et al:
Nontraditional risk factors and biomarkers for cardiovascular disease: mechanistic, research, and clinical considerations for youth: a scientific statement from the American Heart Association.
Circulation 123(23): 2749-2769, 2011
「要約」子供たちの肥満傾向は, 心血管系疾患発症の弱年齢化と頻度の増加を招いている. 病態生理学の理解とそれに基づく治療介入には, 従来とは異なる新たなリスクファクターとバイオマーカーに対する正しい知識が必要である. 本科学的声明では, 新たなリスクファクターとバイオマーカーの心血管系疾患の病態生理学的意義を解説して, 特に, 小児期, 青年期の子供たちを対象とした時に, これらの新たなリスクファクターとバイオマーカーが疾病の存在や進行度の把握, さらには治療効果の判定にどの程度役に立つものであるか, これまでの臨床研究の結果を総括している. その上で, 今後, 新たなリスクファクターとバイオマーカーを駆使して小児期から患者個々に適切な治療法を設定し, 心血管病発症リスクを減少させていく必要性が改めて強調されている. 近年, 心血管疾患発症における肥満の寄与度が増加してきている.
Balagopal PB, et al:
Nontraditional risk factors and biomarkers for cardiovascular disease: mechanistic, research, and clinical considerations for youth: a scientific statement from the American Heart Association.
Circulation 123(23): 2749-2769, 2011
「要約」子供たちの肥満傾向は, 心血管系疾患発症の弱年齢化と頻度の増加を招いている. 病態生理学の理解とそれに基づく治療介入には, 従来とは異なる新たなリスクファクターとバイオマーカーに対する正しい知識が必要である. 本科学的声明では, 新たなリスクファクターとバイオマーカーの心血管系疾患の病態生理学的意義を解説して, 特に, 小児期, 青年期の子供たちを対象とした時に, これらの新たなリスクファクターとバイオマーカーが疾病の存在や進行度の把握, さらには治療効果の判定にどの程度役に立つものであるか, これまでの臨床研究の結果を総括している. その上で, 今後, 新たなリスクファクターとバイオマーカーを駆使して小児期から患者個々に適切な治療法を設定し, 心血管病発症リスクを減少させていく必要性が改めて強調されている. 近年, 心血管疾患発症における肥満の寄与度が増加してきている.