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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

1.脳 16.幼児,小児における脳卒中治療―AHA

祢津智久松本昌泰

血栓と循環 Vol.22 No.1, 79-82, 2014

出 典
Roach ES, et al:
Management of stroke in infants and children: a scientific statement from a Special Writing Group of the American Heart Association Stroke Council and the Council on Cardiovascular Disease in the Young.
Stroke 39(9): 2644-2691, 2008

「要約」「新生児, 周産期乳児の脳卒中」新生児の脳卒中は片側の痙攣で発症することが多く, 新生児が痙攣を起こした場合, 約10%は脳卒中が原因である. 新生児の4000人に1人で脳卒中を発症し, その半数近くは静脈洞血栓症であると報告されている1)2). 脳出血の治療は血小板減少の補正, ビタミンKの補充(特に新生児にビタミンK予防投与を行っていない地域では重要), 凝固因子の補充が勧められており, 水頭症を併発すればドレナージを行う(いずれも推奨クラスI, エビデンスレベルB). また, 脱水や貧血の補正, メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR)遺伝子変異症例では葉酸やビタミンBを補充しホモシステインの正常化を目指す(推奨クラスIIa, エビデンスレベルC). 予後は患者によって様々であり重度の片麻痺, 四肢麻痺の患者もいるが大部分は予後良好であり2歳までには独歩可能となる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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