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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

1.脳 2.脳卒中の1次予防に関するガイドライン―米国心臓協会(AHA)/米国脳卒中協会(ASA)によるガイドライン

永沢光

血栓と循環 Vol.22 No.1, 16-18, 2014

出 典
Goldstein LB, et al:
Guidelines for the primary prevention of stroke: a guideline for healthcare professionals from the American Heart Association/American Stroke Association.
Stroke 42: 517-584, 2011

「要約」「介入不可能な危険因子」加齢により脳卒中発症リスクは増加し, 55歳以上では10年ごとにリスクが倍になる. 脳卒中は一般的に男性に多いが, 若年者と85歳以上の高齢者では女性のほうが発症率は高い. 若年女性では経口避妊薬の内服や妊娠出産が脳卒中発症リスクとなるためと思われる. 脳卒中と関連する遺伝的背景因子は多く知られている. 脳卒中の家族歴があると発症リスクは30%増加するが, これには遺伝的要因とともに生活習慣や食習慣などの環境要因も関与している. プロテインC, プロテインS欠損症, 第V因子Leiden変異は静脈血栓症のリスクを増加させる. 動脈解離やもやもや病, 線維筋異形成症は10~20%に遺伝的関与がある. CADASILは若年性皮質下梗塞, 認知機能障害, 片頭痛などの臨床的特徴を持つ常染色体優性遺伝の疾患で, Notch 3遺伝子の異常が原因である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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