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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

Overview:1.脳

豊田一則

血栓と循環 Vol.22 No.1, 10, 2014

血栓症治療ガイドラインの特集号のはじめに脳血管障害を採り上げていただいたことは, 光栄である. 脳血管障害は日本人にとって最多の血栓症でありながら, 治療法が確定していない個所も少なくない. そのような中で, 今回は2008年以降, 特に最近の2~3年間に英語で発表された18編のガイドラインを, 臨床現場で最良の治療選択を常に考えておられる中堅・若手の先生方に解説していただいた. 脳血管障害の広い領域における診療指針を偏りなく紹介できるように, ガイドラインの選定に配慮した. 欧米発のガイドラインが並ぶ中で, 1編のみ日本発のガイドラインとして, 『rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法適正治療指針第二版』の英訳版を加えた. 日本語原版を読めば今回の解説は不要かもしれないが, 今後も日本発のガイドラインが次々と英訳されるようにとの願いを込めて, 選んでみた. 日本脳卒中学会等による脳卒中合同ガイドライン委員会は, 2009年に『脳卒中治療ガイドライン』を改訂し, さらに2015年の再改訂を目指して, 作成作業を進めている. 今回の18編のガイドラインは, 1編を除いていずれも2009年以降に発表されたものであり, この特集号が脳卒中治療ガイドライン改訂作業時の参考資料としても役に立てばと, 願う.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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