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データブック アテローム血栓症の大規模臨床試験 PART3

5.末梢血管・静脈血栓・肺塞栓 14.慢性肺血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対する治療成績の関連因子

荻野均

血栓と循環 Vol.19 No.3, 205-206, 2011

出 典
Bonderman D, et al:
Predictors of outcome in chronic thromboembolic pulmonary hypertension.
Circulation 115(16):2153-2158, 2007

※図表に関しましては、割愛させていただいております。

要 約

背景

 慢性肺血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension:CTEPH)は,肺動脈内の血栓の器質化と繊維化を特徴とする.最近になり,①脾摘,②水頭症に対する脳室-心房ドレナージ,③永久的中心静脈ライン,④炎症性腸管疾患,⑤骨髄炎,などの併存疾患がCTEPH発症に関連することがわかってきた.本稿の研究目的は,この併存疾患の有無がCTEPHの予後へいかに影響するかについて検討することにある.

対象

 1992年1月~2006年12月までの間にCTEPHと診断,治療され,ウイーン医科大学のデータベースに登録された181例を対象とした.

方法

 上記①~⑤の併存疾患,年齢,性別,血行動態,NAHAクラス,CTEPHの病型,肺動脈内膜摘除術(PEA),凝固異常(抗カルジオリピン抗体・ループス性抗凝固因子)などの因子と遠隔生存との関連について,Cox比例ハザード回帰モデルを用いて検討した.

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