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アスピリン以外の抗血小板薬としてチクロピジンおよびその後継薬としてのクロピドグレルが広く臨床使用されてきました.臨床使用は主に臨床医の経験(および経験を数値データベース化した臨床エビデンス)に基づいて拡大しました1).後日,気が付くのですが,世界中にてチクロピジン,クロピドグレルが広く使用されるようになっても誰もクロピドグレルの血小板における作用点を知りませんでした.2001年にP2Y12というADP受容体がクローニングされ,チクロピジン,クロピドグレルの活性体の標的であることがわかりました2).
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血栓症に関するQ&A PART6
8.薬剤 Q58 P2Y₁₂を標的とした新規抗血小板薬について教えてください
掲載誌
血栓と循環
Vol.19 No.1 192-193,
2011
著者名
後藤 信哉
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
循環器
/
血液
/
脳血管障害
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
脳神経外科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
神経内科
/
血液内科
媒体
血栓と循環
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。