Answer
わが国では,慢性腎臓病(CKD)の領域においては,ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群を含む慢性糸球体腎炎に対しジピリダモール,腎機能障害が軽度から中等度のIgA腎症に対し塩酸ジラゼプが保険適用となっており,日常臨床で汎用されてきた.ただし,これらの薬剤のCKDに対する評価として,短期的な尿蛋白減少効果は報告されているが,長期的な腎保護効果に関するエビテンスは確立されていない.
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血栓症に関するQ&A PART6
7.腎疾患 Q54 近年注目されている「慢性腎臓病:CKD」は,抗血栓療法が適応となることがあるのでしょうか
掲載誌
血栓と循環
Vol.19 No.1 181-182,
2011
著者名
伊藤純
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西 愼一
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
腎臓
/
血液
診療科目
腎臓内科
/
泌尿器科
/
血液内科
媒体
血栓と循環
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。