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血栓症に関するQ&A PART6

3.脳 Q22 BAD(branch atheromatous disease)の病態と治療法について教えてください

山本康正

血栓と循環 Vol.19 No.1, 78-81, 2011

Answer
Branch atheromatous diseaseの病態

 Branch atheromatous disease(BAD)は,1989年にCaplanにより提唱された概念であるが1),大脳皮質下や脳幹の穿通枝梗塞のうち,穿通枝の分岐部・入口部が,ミクロアテローマにより閉塞し,レンズ核線条体動脈や橋の傍正中動脈などの穿通枝の全領域にわたる梗塞を来すものを指す(図1).

通常,主幹動脈の狭窄性病変を伴わないことが多いが,穿通枝分岐の母動脈の軽度のアテローム硬化を伴うこともあり,分岐部近傍のミクロアテローマ性病変で,穿通枝領域全体の梗塞を来す病態といえる.母動脈の軽度のアテローム硬化は橋の傍正中動脈のBADでは比較的高頻度にみられる.さらに,MRAで正常のように思われた場合でも,高分解画像などを用いれば脳底動脈はかなりのアテローム硬化を伴っている場合がある(図2,3) 2)3).

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