Answer はじめに  血小板凝集検査は,血小板無力症やBernard-Soulier症候群などの血小板機能異常症の診断にきわめて有用な検査法である.本邦では,諸外国に比べ血小板凝集検査を施行できる施設が多く,その結果として本邦からトロンボキサン受容体異常症やGPVI欠損症が世界に先駆けて報告され,その病態や分子異常が明らかにされてきた.その後も本邦から,多くの血小板機能異常症例が報告されている.しかしながら,血小板凝集検査法はいまだ標準化されていないことも事実である.