Answer ADAMTS13は血栓形成を防ぐ酵素  ADAMTS13(a disintegrin and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motif, 13)は,血小板凝集塊の成長に対して抑制的に働くプロテアーゼ(蛋白質分解酵素)である.主に肝臓で合成され,血漿中に0.5~1μg/mLの濃度で存在する.分子量は約190kDaで,メタロプロテアーゼドメイン,ディスインテグリン様ドメイン,トロンボスポンジン1型モチーフなど,多くのドメイン構造を持っている1)2)(図1).