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特集 睡眠時無呼吸症候群:基礎から臨床

全身疾患としての睡眠障害:機序と臨床

5.睡眠時無呼吸症候群における緑内障発症リスク

原田高幸

THE LUNG perspectives Vol.28 No.1, 46-48, 2020

緑内障はわが国における最大の失明原因であるが,そのリスク因子として睡眠時無呼吸症候群(OSAS)が注目されている.近年では睡眠時の持続的な眼圧モニタリングが可能になったことから,無呼吸発作時には必ずしも眼圧上昇がみられず,むしろ低酸素症や眼血流量の減少が緑内障の発症につながる可能性が報告されている.特に重症のOSAS患者においては,眼科スクリーニング検査の受診が推奨される.
「KEY WORDS」緑内障,睡眠時眼圧モニタリング,低酸素症,眼血流障害

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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