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特集 コンピュータサイエンスの応用

コンピュータネットワークの発達と遠隔医療への応用

近藤博史

THE LUNG perspectives Vol.27 No.3, 46-50, 2019

遠隔医療は遠隔病理,遠隔放射線画像診断から始まり,電子カルテ普及による地域医療連携,そして近年,オンライン診療,遠隔モニタリングに進んできている.呼吸器疾患では睡眠時無呼吸症候群の持続陽圧(CPAP)呼吸療法の遠隔モニタリング,在宅酸素療法の遠隔モニタリング,禁煙対策などが見られる.これらの遠隔医療は単なる医療データのデジタル化とICTの医学応用である.今後,医療の対象が生活習慣病になり,予防医学が重要になっている状況で,IoT,人工知能,Robotを利用する遠隔医療は,医療のデジタル化から医療のTransformationの重要な役割を担っている.
「KEY WORDS」オンライン診療,遠隔モニタリング,名寄せ,標準化,digital transformation

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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