医療と哲学
第61回「寄り集い悲嘆を分かち合う―グリーフケアと日本人(5)―」
掲載誌
THE LUNG perspectives
Vol.27 No.2 74-77,
2019
著者名
島薗 進
記事体裁
連載
/
コラム
/
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
THE LUNG perspectives
日本では,21世紀に入ってグリーフケアを行うことを主目的とする集いが各地で行われるようになっている.グリーフケアということを強く意識して行われた先駆的な集いに,1988年に発足した「ちいさな風の会」がある.これは,教育学を修得し,アメリカのミネソタ大学でホスピスケアなどについて学び,グリーフケアの集いについても学んだ経験がある若林一美(2018年まで立教女学院大学学長)が中心となって始められたものである(若林一美『死別の悲しみを超えて』岩波書店,1994年,岩波現代文庫版,2000年,「子を亡くした親の「止まり木に」「ちいさな風の会」30年」『朝日新聞』2018年12月31日)
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