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特集 呼吸器疾患鑑別のための画像診断―読影のキーポイント―

胸部単純X線画像の正常と異常

髙橋雅士

THE LUNG perspectives Vol.27 No.2, 11-16, 2019

胸部単純X線は安価で,被曝が少なく,情報量も多いが,その役割を引き出すためには正常像の正確な理解と,様々な正常変異を知っておく必要がある.本稿では,読影時に知っておくべき胸部単純X線の正常像,正常変異,ピットフォールについて,その基本的な事項を例を挙げながらレビューした.胸部単純X線はすでにルーチンの画像診断として臨床の中に組み込まれており,これがすべてCTに置換されることは現実的ではない.したがって,しばらくの間,胸部単純X線は存続するし,医師が胸部単純X線を読影し一定の医学的判断を行うという作業もしばらくの間不変である.
「KEY WORDS」胸部単純X線,ピットフォール,正常変異

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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