・日本人の健康寿命の延びは,平均寿命の延びを上回っていた.
・高齢者における人工呼吸器設定についての介入研究は多くないようだった.設定に関する注意点は疾患ごとに異なるため,対象を高齢者とした介入研究は難しい可能性がある.
・高齢者を対象として,人工呼吸器離脱率や短期・長期予後に関連する因子を検討した後方視的研究,あるいは介入のない観察研究は複数存在するが,結果については一定していない.
・肺血栓塞栓症,早期リハビリテーション,PAD(疼痛,不穏,せん妄)についての日本版のガイドラインやエキスパートコンセンサスが存在する.
「KEY WORDS」健康寿命の延び,人工呼吸器の設定,予後を規定する因子,早期リハビリテーション,J-PAD ガイドライン