RSウイルスは乳幼児期の重症下気道感染でよく知られているが,成人でも免疫不全状態では重症化し下気道感染を生じることがあり,造血幹細胞移植領域においては他の呼吸器ウイルスよりも重要視されている1).CT所見は他の呼吸器ウイルスと比べ気管支壁肥厚を伴う気道散布影を呈しやすいとされている2).写真は23歳女性,急性骨髄性白血病で白血球は0/μL.発熱と咳嗽・鼻汁があり鼻咽頭スワブ検体のPCRで診断された.
Medical Pictures
白血病患者に発症した成人RSウイルス肺炎の一例
掲載誌
THE LUNG perspectives
Vol.26 No.3 1,
2018
著者名
鍋谷大二郎
/
金城武士
/
藤田 次郎
記事体裁
症例
/
抄録
疾患領域
呼吸器
診療科目
呼吸器内科
媒体
THE LUNG perspectives
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。