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第一線で働く医師たちからのオピニオン

人のつながりを大切に,地域での呼吸器内科の普及を目指して

伊藤光佑

THE LUNG perspectives Vol.26 No.1, 94-97, 2018

私が医師を目指そうと思ったのは,福岡で野球に熱中していた中学2年生の時です。レギュラーとして最後の大会に向けての練習中に肩を負傷してしまい,大会への出場を諦めかけていたとき,福岡ダイエーホークスのメディカルドクターを務めていた方に診ていただく機会を得ました。驚いたことに,たった1度の診察で肩の症状が劇的に改善したのです。「この動きができないのは,ここの筋肉が弱いからだよね」と先生に手を添えてもらいながらトレーニングをすること数十秒。筋力が変わることを実感しました。「お医者さんってすごい」と身をもって心から思ったのです。医師の家系という環境にありながらも,それまでは医者になろうとは思っていなかったのですが,そのときの感動から,自分と同じようにケガで苦しんでいる子どもたちを助けられるようなスポーツドクターになりたいと思い,勉強を始めました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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