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暮らしを支える医療こそ一生の仕事

THE LUNG perspectives Vol.25 No.1, 104-107, 2017

私はここ岩手県一関市藤沢町の隣の千厩(せんまや)町で農家の長男として生まれました。地元の小・中・高校に進学し,将来は数学者になりたいと思い描いていましたが,高校3年生の時に自治医科大学が創設されると,保健所長に「無医地区に生まれたのだし,受からなくてもいいから受験してみろ」と強く勧められました。このような背景があり,自治医科大学も受験することになったのですが,手応えのあった本命の大学には落ち,自治医科大学の方は合格することができました。本来であれば医学の道を志し第一志望の人間が集まる学部が医学部であるはずですが,私の場合,医学部は卒業まで6年間かかることを知ったのが入試に合格してからという位で,進学してから何度も中退したくなりました。ですが,医学部に入った以上は医療で人の役に立とう――。数学者になれなかった自分の気持ちを納得させたいという思いで医師としての道を歩み出したのでした。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録