日本は世界に冠たる超高齢化社会となり,持続ある社会の発展のために,種々のレベルでパラダイムシフトが求められるようになった。このような状況の中,生物寿命と健康寿命の約10年の相違が,克服すべき急務の課題となっている。脳・心血管疾患や代謝疾患,悪性腫瘍などの治癒を目指し,健康寿命の延長を図るという従来の考え方から,老化(エイジング)機構そのものを研究のターゲットとするアプローチが取られるようになってきた。
「KEY WORDS」グレリン,サーチュイン,六君子湯,老化モデル動物,カロリー制限
「KEY WORDS」グレリン,サーチュイン,六君子湯,老化モデル動物,カロリー制限