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栄養の管理と誤嚥予防

THE LUNG perspectives Vol.25 No.1, 52-55, 2017

包括的呼吸リハビリテーションでは,栄養管理と運動療法は車の両輪と考えられる。食餌時の環境調節も重要であり,食餌を苦痛に感じることは,抑うつ状態を誘発し運動量減少に伴う筋萎縮を誘発,デコンディショニングを促進させる可能性がある。在宅栄養指導では,摂取エネルギー量の充足を考慮し,濃厚流動食を使用したエネルギー補充も行うが長期間継続することが困難なケースが多く,家族ぐるみの指導が必要となり,患者個々の病態,背景,家族関係等の在宅環境を最もよく知る主治医の判断が必要とされる。食餌を摂取し栄養を十分吸収するには,患者個々の病態,背景,生活環境,家族関係等の情報をふまえた投与内容,方法,環境の調節に加え継続できる環境保持とリスク管理に基づいた総合的なバックアップが必要となる。危機感と苦痛のない環境,食餌内容での食餌機会を維持し,患者に十分な量の栄養を摂取し続けていただくことが必要である。
「KEY WORDS」包括的呼吸リハビリテーション,誤嚥性肺炎,医療・介護関連肺炎,栄養療法

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録