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患者から医師へのシグナル

第75回 自分の身体とうまく付き合う

三木基正

THE LUNG perspectives Vol.24 No.4, 108-111, 2016

私は1929年5月5日の生まれで,今年(2016年)で87歳となりました。人間ドックで横隔膜下降と気管支壁肥厚,肺気腫と気管支炎の疑いを指摘されたのが69歳の時でしたから,呼吸器の疾患とは20年近い付き合いになります。人間ドックを受ける前年から,棚の荷物を下ろすときや重い荷物を持ったときなどに息苦しさを感じるなど,自覚症状はありました。若い頃から長年吸っていたタバコも,吸うと咳が出るようになったことからその頃にピタッと止めました。
人間ドックの検査結果を受け,また,咳や痰も出ていましたので,JA徳島厚生連 麻植協同病院(現 吉野川医療センター)に検査のために入院したところ,左上葉と右中葉の無気肺が判明し,徳島大学病院を紹介されました。入院後,治療を受けるなかで,現在の主治医でいらっしゃる埴淵昌毅先生に出会いました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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