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COPD における栄養治療介入の最前線

THE LUNG perspectives Vol.24 No.4, 42-47, 2016

慢性閉塞性肺疾患(COPD)において栄養障害は重要な併存症であり,呼吸機能障害とは独立した予後不良因子である。体重減少に加え,除脂肪量や分岐鎖アミノ酸の低下を認め,骨粗鬆症の合併も多いことから,COPDの日常診療では栄養状態の評価・管理が重要である。栄養補給療法はエネルギー・タンパク質摂取量を増加させて体重増加を促進させるとともに,呼吸筋力や骨格筋力,運動耐容能を改善させる。COPDの栄養障害に対しては高エネルギー,高タンパク食の指導が基本であるが,患者の換気能力,抗炎症作用,アミノ酸組成などを考慮して,経腸栄養剤による栄養補給療法を検討する必要がある。栄養療法単独では栄養状態の改善は困難であり低強度の運動療法との併用が有効と考えられる。また,Metabolic phenotypeに基づく個別化治療も今後詳細に検討されるべきと考えられる。
「KEY WORDS」慢性閉塞性肺疾患,栄養障害,栄養療法,経腸栄養剤

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録