<< 一覧に戻る

第一線で働く医師たちからのオピニオン

長寿日本一の長野県で,感染症から地域を守る

山﨑善隆

THE LUNG perspectives Vol.24 No.3, 96-99, 2016

「2次元から3次元を読み解く胸部画像読影の奥深さに魅かれて」私が医師を目指したのは母が心疾患を抱えて,お世話になっていた診療所の先生の姿があったからだと思います。親身になって患者さんを診療してくださり,地域の人々から信頼,感謝されている先生に子どもながらに憧れていました。一方で,母を適切な診療のために,東京の病院へ紹介していただき,当時日本で始まったばかりの心臓カテーテル検査を受けることができました。その後,手術を受け,現在も元気にしていますが,かかりつけ医と専門医療機関との連携のうえに医療が成り立っていることを知り,さらに医学に興味を持つようになりました。また,呼吸器内科を選んだきっかけは,信州大学医学部の学生時代に受けた,放射線科の曽根脩輔先生の講義に感銘を受けたことです。曽根先生は胸部画像の読影をご専門にしておられましたが,非常に深い洞察力を持っていらっしゃって,「レントゲン写真1枚で,そこまで患者さんの病態がわかるのか!」という当時の驚きは今でも鮮明に心に刻まれています。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る