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特集 超高齢化時代の呼吸器診療

高齢者肺炎―エビデンスと治療戦略―

Senile pneumonia - Evidence of pathogenesis and treatment strategies

山谷睦雄

THE LUNG perspectives Vol.24 No.3, 41-45, 2016

「Summary」高齢者肺炎は基礎疾患を背景とした誤嚥による繰り返しの発症および重症化を特徴とする。病態や原因菌に基づいた抗菌薬治療や,介護・看護による口腔ケアなどの再発予防が必要となる。入院による抗菌薬治療を受けた患者の多くは改善するが,死亡する患者も10%前後で存在する。ADL の低下,腎機能低下,低栄養状態は重症化に関連する。
「はじめに」高齢者肺炎の患者数・死亡者数が増加している。高齢者肺炎の多くはわが国で定義された医療・介護関連肺炎(nursing and healthcare-associated pneumonia;NHCAP)に分類される。本稿では若年や成人の肺炎とは異なる高齢者肺炎の病態と原因菌,治療法,予防法に関するエビデンスを解説し,重症の高齢者肺炎の治療戦略を考えてみたい。
「Key words」抗菌薬,口腔ケア,不顕性誤嚥,フレイル,無症候性脳梗塞

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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