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特集 超高齢化時代の呼吸器診療

高齢化による疾病構造の変化

Secular changes in disease structure with population aging

横山友里新開省二

THE LUNG perspectives Vol.24 No.3, 19-23, 2016

「Summary」我が国では人口の高齢化が急速に進行しており,団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(平成37年)以降,国民の医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれていることから,医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が急がれている。本稿では,人口の高齢化による疾病構造の変化とともに,これらの変化が医療や介護に及ぼす影響について概説する。
Ⅰ 人口構造の変化
総務省が毎年取りまとめている「人口推計」によれば1),日本の人口ピラミッドは,昭和25年当時は高齢者が少なく若年になるほど人口が増加する富士山型を示していた。この形状は高出生,高死亡の人口動態から生じる。その後は,第一次,第二次ベビーブームによる突出はあったが長期的に出生率が低下し,一方で死亡率が順調に低下し寿命が延長したため高齢者は急増した。
「Key words」医療介護の需要,生活習慣病,老年症候群,認知症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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