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特集 特発性肺線維症(IPF)を考える

IPFの急性増悪

Acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis

小田桂士迎寛

THE LUNG perspectives Vol.23 No.3, 53-56, 2015

「Summary」特発性肺線維症(IPF)の急性増悪は,IPFの死亡原因として最も多く,致死的病態を呈する。本邦ではじめて報告され,現在は国際的に広く認知されている。しかし,今なお死亡率は高く,予後不良な病態である。元来行われてきたステロイドパルス療法を中心とした治療は,合併症に対する配慮が必要であり,集学的な治療を要する。近年,本邦を中心に新たな治療へのアプローチが試みられ,生存率の改善が期待されている。
「はじめに」特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis;IPF)の急性増悪(AE-IPF)は,急速進行性の呼吸不全を呈する致死的な病態であり,Kondohらによって本邦よりはじめて報告された1)。その後,国際的にその存在が認知され2),現在はIPFの死亡原因として最も多いとされている3)。本稿では,AE-IPFが報告されて20年以上が経過した今,理解が深まりつつある本疾患について述べたい。
「Key words」IPF,急性増悪,ステロイドパルス,合併症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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