特集 新技術の呼吸器への応用を考える
呼吸器への応用が期待される新技術概説
Novel applied technologies for respiratory medicine
THE LUNG perspectives Vol.22 No.4, 13-16, 2014
「Summary」呼吸器病学の分野は,20世紀後半まで他の診療分野で進んだ遺伝子工学や細胞生物学・分子生物学の導入が遅れたが,1990年代より肺癌やCOPDが増加したことにより,先端技術を用いた病因・病態の研究や治療法の開発が進んだ。本稿では,そのなかでも内視鏡技術,画像診断,組織マイクロアレイを用いた病理診断,細胞シートやiPS細胞を用いた肺の再生医療,microRNAを含むバイオマーカー開発,ゲノム解析のための次世代シークエンサー技術とゲノム編集技術,質量分析技術とプロテオミックス,ナノテクノロジーに焦点を当て概説したい。
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