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【特集 酸素の生体作用―基礎研究から応用医学までの新機軸―】

急性一酸化炭素中毒に対する治療

Management of carbon monoxide poisoning

掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.22 No.3 83-87, 2014
著者名
服部憲幸 / 織田成人
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 神経疾患
診療科目
呼吸器内科 / 麻酔科 / 手術・救急
媒体
THE LUNG perspectives

「summary」 わが国の急性一酸化炭素(CO)中毒患者は, 死亡例だけで年間約5,000例, 患者数はその数倍~十数倍にのぼると思われる. 急性CO中毒による社会的損失は計り知れず, 適切な初期治療が求められる. 急性CO中毒の診断は, 曝露歴, 症状(頭痛, めまい, 嘔気・嘔吐, 錯乱, 倦怠感, 胸痛, 息切れ, 意識消失など), 血中のカルボキシヘモグロビン(CO-Hb)濃度の上昇などから行う. 初期治療としては, 曝露源からの隔離と高濃度酸素投与が重要である. CO-Hbの半減期は4~5時間だが, 100%酸素投与により1時間程度に, 2.5atmの高圧酸素療法(HBO)により20分に短縮する. 急性CO中毒に対するHBOの有効性のエビデンスは未確立で, 有効とするランダム化比較試験(RCT)と無効とするRCTがほぼ同数存在する. 圧や施行回数についても定説はなく, 至適条件も定まっていない. 現状では重症の急性CO中毒に対してはHBOが考慮されるべきである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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