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特集 非結核性抗酸菌症の進歩

肺非結核性抗酸菌症の外科治療

Surgical treatment for pulmonary nontuberculous mycobacteriosis

白石裕治

THE LUNG perspectives Vol.22 No.1, 48-51, 2014

「Summary」肺非結核性抗酸菌症(PNTM)はしばしば内科治療に抵抗性である. 特に1番頻度の高いPNTMである肺MAC症は多剤併用の化学療法を行っても治癒させるのは難しい. そこで治療成績を向上させるために補助的外科治療という概念が生まれた. 補助的とは主病巣を切除して体内の菌負荷を減らし, 化学療法の効果を高めるという意味である. 外科治療の成績は良好であり, 近年発表された日米のPNTMガイドラインにも手術適応が明記された. しかし入院の必要がなく, 緩徐に進行するというPNTMの特性から, 実地臨床では手術適否の判断に苦慮する場合が多い. 適応のある症例に至適なタイミングで手術を行うためには, 早い段階から専門施設へコンサルトすることも考慮すべきである. 「はじめに」ほとんどの肺非結核性抗酸菌症(pulmonary nontuberculous mycobacteriosis; PNTM)においては化学療法で期待されるほどの治療効果が得られない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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