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特集 非結核性抗酸菌症の進歩

非結核性抗酸菌症の診断とその問題点

Diagnosis and problems of nontuberculous mycobacterial diseases

八木一馬長谷川直樹

THE LUNG perspectives Vol.22 No.1, 31-33, 2014

「Summary」近年, 肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)の症例数増加を認めている. 現在, 本邦では2008年4月に日本結核病学会と日本呼吸器病学会から合同で発表された肺NTM症の診断基準が使用されている. 1985年に発表された国立療養所非定型抗酸菌症共同研究班の「非定型抗酸菌症(肺感染症)の診断基準」からの歴史的な変遷, 米国胸部疾患学会(ATS)/米国感染症学会(IDSA)基準をはじめとした国際的な診断基準との同調を経て, 2008年に発表された前述の診断基準は, 呼吸器領域非専門医でも広く使用できる簡易で実用的な診断基準に一歩近づいたものとなったといえる. 同診断基準の内容の概要およびその問題点につき述べることにする. 「はじめに」近年, 肺非結核性抗酸菌症[肺nontuberculous mycobacteria (NTM)症], 特に肺Mycobacterium avium complex (MAC)症の症例数増加を認めており, 呼吸器領域非専門医が同疾患に遭遇する頻度も増えてきた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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