尿酸はタンパク質の最終代謝物質であり,血中尿酸の上昇は痛風を引き起こす。また,動脈硬化の促進因子としても挙げられ,現代では肥満などと同様に生活習慣病を悪化させる因子とされる。しかし,脳神経疾患は血中尿酸値の低いpopulationで頻度が高く,上昇により減少することが指摘されている。本稿では私たちがパーキンソン病において行った調査研究を含めて,尿酸値と脳神経疾患について概説したい。
尿酸代謝に関連する疾患
第6回 尿酸と脳神経疾患
掲載誌
高尿酸血症と痛風
Vol.28 No.1 86-91,
2020
著者名
野元 正弘
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
代謝・内分泌
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
膠原病科
/
リウマチ科
/
一般内科
媒体
高尿酸血症と痛風
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。