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患者教育実践講座

運動療法についての患者教育

大山博司

高尿酸血症と痛風 Vol.28 No.1, 82-85, 2020

従来,高尿酸血症・痛風患者にはウォーキングなど低強度の有酸素運動が推奨されてきた。近年,スポーツ人口の増加によりランニングなどの強度の高い有酸素運動やレジスタンス運動を希望する高尿酸血症・痛風患者も増加している。高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版1)では,運動は肥満を是正しメタボリックシンドロームを改善することにより血清尿酸値を低下させることが期待されるが,アデノシン三リン酸(ATP)分解による尿酸産生亢進と腎血流量低下および乳酸産生増加による尿酸排泄低下の両方により高尿酸血症をきたすとされている2)。短時間の激しい運動では血清尿酸値が上昇するが,有酸素運動ではそれほど上昇しないと報告されている3)。本稿では高尿酸血症・痛風患者に運動を推奨する場合の注意点や具体例について述べる。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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