痛風関節炎の診断法のゴールドスタンダードは,関節液を採取し偏光顕微鏡を用いて針状の尿酸塩結晶を証明することである。しかし,手技的に穿刺が困難な症例・部位があること,すべての医療機関が偏光顕微鏡を有するわけではないことなどから簡便な検査法とはいいがたい。また,ある程度の侵襲を伴う検査なので,患者の同意が得られにくいこともしばしばである。それに代わる診断法として関節超音波検査やdual energy computed tomography(DECT)なども注目されつつある1)2)が,それでも画像的診断に苦慮する症例を経験することがある。
症例検討 症例を読む
画像検査での診断に苦慮した痛風関節炎の1例
掲載誌
高尿酸血症と痛風
Vol.27 No.1 73-77,
2019
著者名
嶋田英敬
記事体裁
連載
/
症例
/
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
一般内科
/
膠原病科
/
リウマチ科
媒体
高尿酸血症と痛風
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。