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M-Review

【特集 尿酸,XORと内皮細胞障害】

2.各論 4)高血圧と血管内皮障害

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掲載誌
高尿酸血症と痛風 Vol.26 No.1 53-59, 2018
著者名
大坪俊夫
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌 / 膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / リウマチ科
媒体
高尿酸血症と痛風
Key Words
高血圧 / 内皮細胞障害 / 尿酸 / XOR / 内皮由来過分極 / 活性酸素

高血圧における血管内皮細胞障害には,一酸化窒素(NO)や内皮由来過分極(EDH)などの内皮由来血管弛緩因子(EDRF)の関与に加えて,尿酸とキサンチン酸化還元酵素(XOR)の関与も考えられている。尿酸は,レニン・アンジオテンシン系の亢進・活性酸素産生増加などを介してNO活性を低下し,血管内皮機能障害,高血圧への関与が示唆されている。XORに関しては,血管内皮表面に存在しているXORが,高血圧の病態などでは活性酸素を産生し,血管内皮細胞障害を引き起こす機序が報告されている。血管内皮細胞障害は,動脈硬化の初期変化で,心血管病発症・進展にも関与している。高尿酸血症合併高血圧患者の治療においては,降圧による血圧管理に加え高尿酸血症の是正も必要で,血管内皮細胞保護効果を考えれば,尿酸降下薬としてはXOR阻害薬が推奨されるかもしれない。今後の検討が必要である。
「KEY WORDS」高血圧,内皮細胞障害,尿酸,XOR,内皮由来過分極,活性酸素

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

高尿酸血症と痛風2018年3月号(Vol.26 No.1)

現在において壮年層のおよそ20%が高尿酸血症を呈している状況を鑑みると,今や痛風は糖尿病と並ぶ現代成人病の一つと考えられる。本誌は,高尿酸血症を核として,プリン体代謝から痛風までの諸問題を幅広く取り上げ,基礎研究者はもとより,整形外科をも含む直接臨床に携わる各科の方々の研究・診療の一助となるべく,毎号,最新の研究・情報を提供する。

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