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特集 高尿酸血症・痛風治療薬の臨床薬理

今後期待される薬剤

細山田真

高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.2, 81-87, 2017

今後期待される高尿酸血症治療薬としては,尿酸排泄促進薬については尿酸トランスポーターURAT1およびOAT4の阻害薬であるlesinurad。URAT1特異的阻害薬であるverinuradとlevotofisopam。URAT1およびOAT4阻害作用に加えてIL-1β産生抑制作用も示し,尿酸排泄促進薬開始時の痛風発作の予防に有効であるarhalofenate。そしてURAT1およびGLUT9阻害薬であるトラニラストが挙げられる。このなかでlesinuradは第Ⅲ相臨床試験が終了し,米国とEUで承認済みである。また,尿酸生成抑制薬についてはプリンヌクレオシドホスホリラーゼ(PNP)阻害薬のulodesineが今後期待される薬剤である。
今後期待される痛風発作治療薬については,IL-1β阻害薬のカナキヌマブ,およびNLRP3インフラマソーム阻害薬のブシラミンが挙げられる。なかでもカナキヌマブは第Ⅲ相臨床試験が終了し,NSAIDsとコルヒチンが禁忌あるいは服薬できないか,十分な薬効が認められない,もしくは副腎皮質ステロイドの反復治療が適切でない慢性痛風患者の治療薬としてEUにおいて承認済みである。
「KEY WORDS」Lesinurad,Arhalofenate,Ulodesine,カナキヌマブ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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