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特集 高尿酸血症・痛風治療薬の臨床薬理

3.各論 6)クエン酸ナトリウム・クエン酸カリウム

清水徹

高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.2, 68-74, 2017

痛風の臨床では,尿酸の溶解度を念頭においてpH6.0未満の尿が酸性尿と呼ばれている。酸性尿が持続すると腎尿細管末端部に尿酸結晶が析出し,これが発端となって腎結石や急性尿酸性腎症などの病態が惹起される。痛風患者には尿酸の産生過剰や尿酸排泄促進薬の使用など尿中の尿酸濃度が上昇する局面が多く,尿酸を腎臓から円滑に排泄させるために,pH 6.0~7.0を目標にして尿のアルカリ化が図られる。従来,尿アルカリ化に使用される薬剤としては主に重曹(重炭酸Na)が使用されていたが,近年ではNaを蓄積させることの少ないクエン酸Naとクエン酸Kの配合薬が広く使用されている。
「KEY WORDS」尿酸溶解度,尿pH日内変動,酸性尿,尿アルカリ化,クエン酸塩,ウラリット-U

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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