特集 高尿酸血症・痛風治療薬の臨床薬理
3.各論 3)トピロキソスタット
高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.2, 49-57, 2017
トピロキソスタットはハイブリッド型の選択的XOR阻害薬であり,安定した尿酸低下作用を示し,腎機能低下例に使用しても蓄積性がなく,安全かつ十分な効果を示した。わが国でトピロキソスタット,フェブキソスタットが新規高尿酸血症・痛風治療薬として開発された。またトピロキソスタットにはACRの低下作用も確認されており,腎保護作用も期待されている。トピロキソスタット,フェブキソスタットともCKD症例に長期に使用したときの腎機能に与える効果や心血管障害に及ぼす影響に対して十分なエビデンスを確立することが必要である。
「KEY WORDS」高尿酸血症,痛風,尿酸生成抑制薬,トピロキソスタット,CKD
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