血清尿酸値に影響を与える薬剤
第7回 脂質代謝異常に関する薬剤
掲載誌
高尿酸血症と痛風
Vol.25 No.1 78-81,
2017
著者名
角谷 美樹
/
山本 徹也
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
一般内科
/
リウマチ科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
高尿酸血症と痛風
高尿酸血症のうちの80%程度がほかの生活習慣病を合併し,なかでも脂質異常症の合併率は50~60%程度と非常に高い1)。脂質異常症は動脈硬化のリスク因子であり,高尿酸血症もリスク因子である可能性が示唆されており,いずれも治療介入が必要である。脂質異常症の治療薬のなかには,血清尿酸値を低下させる作用を併せもつ薬剤も報告されており,高尿酸血症を合併する脂質異常症に対して使用が勧められている。本稿では脂質代謝異常に関する各薬剤の,尿酸代謝への影響について述べる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。