高尿酸血症と心血管障害
第6回 高尿酸血症と心房細動
掲載誌
高尿酸血症と痛風
Vol.24 No.2 81-86,
2016
著者名
久留 一郎
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
リウマチ科
媒体
高尿酸血症と痛風
心房細動は世界で3億3,500万人が罹患している最も頻度の高い不整脈であり,また高い心臓死の危険性のために注目を集めてきている。心房細動と診断された患者は脳卒中,心不全や認知症のリスクが増大する。いくつかの要因が心房細動のリスクとして知られている。たとえば高齢,男性,リウマチ性心臓病,高血圧,鬱血性心不全,甲状腺機能亢進症,慢性腎臓病や糖尿病である。心房細動の病態生理はいまだ明らかではないが,これまでに蓄積されたエビデンスからは炎症と酸化ストレスの存在が重要である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。