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血清尿酸値に影響を与える薬剤

第4回 免疫抑制薬(1)

山内高弘森田美穂子上田孝典

高尿酸血症と痛風 Vol.23 No.2, 96-98, 2015

「シクロスポリンとタクロリムス」高尿酸血症のほとんどは原発性であり,明確な原因が認められない。これに対して,薬物投与に合併し二次性に高尿酸血症が生じることがあり,十分な問診により見落とさない努力を心がける必要がある。薬物性高尿酸血症においても原発性と同様に尿酸産生過剰型,尿酸排泄低下型に大別され,いずれにおいても痛風発作,腎臓を中心とする臓器障害の予防を治療の目的とする1)。シクロスポリンとタクロリムスは代表的な免疫抑制薬で,各種臓器移植における免疫抑制,関節リウマチなどの膠原病,自己免疫疾患の治療に用いられる2)3)。
「シクロスポリン」シクロスポリンは,カルシニューリン阻害薬として世界ではじめて臨床応用された免疫抑制薬である。シクロスポリンはすでに20年以上にわたり世界100ヵ国以上で臨床的に用いられている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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