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特集 尿酸の功罪

【各論】2.心血管系 4)高血圧

Hypertension

𡈽橋卓也

高尿酸血症と痛風 Vol.23 No.2, 60-65, 2015

「Summary」高尿酸血症は生活習慣病と密接に関連し,心血管病のリスクとなることが報告されている。高血圧患者における高尿酸血症の合併頻度は高く,高尿酸血症自体も高血圧の発症リスクとなることがメタアナリシスで示されている。肥満やメタボリックシンドローム合併高血圧ではさらに高尿酸血症の合併頻度が高いが,このような病態は,治療抵抗性高血圧を呈しやすい。『高血圧治療ガイドライン』が提唱する厳格な降圧目標達成のためには,利尿薬を含む降圧薬の併用療法が不可欠となるが,利尿薬による尿酸値のさらなる上昇も懸念され,治療に難渋することが多い。適切な尿酸降下薬を積極的に投与し,尿酸管理をあわせて行うことが高血圧治療の目的である心血管病予防のために重要と考えられるが,高血圧合併高尿酸血症における尿酸値の治療開始基準および管理目標値を明らかにすることが,今後の重要課題である。
「Key Words」高血圧,メタボリックシンドローム,利尿薬,心血管病,高血圧治療ガイドライン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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