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特集 尿酸の功罪

【各論】2.心血管系 3)尿酸と不整脈(心房細動)

Uric acid and arrhythmia (atrial fibrillation)

桑原政成久留一郎

高尿酸血症と痛風 Vol.23 No.2, 54-59, 2015

「Summary」近年,尿酸と不整脈,特に心房細動との関係が明らかとなってきた。2010年にギリシャのLetsas KPらによって尿酸と心房細動の関係がはじめて報告されてから,現在までに尿酸と心房細動に関する論文は数十本にも及ぶ。これらの論文のほとんどが疫学研究によるものだが,コホート研究で,他のリスクを十分に考慮に入れたうえでも,尿酸が心房細動の独立した発症因子となることを明らかにした報告もある。尿酸と心房細動とが関係することは明らかとなってきたが,尿酸がどのように心房細動発症に関与するのかについては,まだ明らかにされていない。本稿ではこれまでの研究報告をまとめるとともに,その機序について考察する。
「Key Words」尿酸,不整脈,心房細動,脳梗塞,尿酸トランスポーター

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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