特集 フレイル・サルコペニアと排尿障害
地域の現状と多職種連携から
排尿障害プラクティス Vol.30 No.2, 32-37, 2023
フレイル,サルコペニアという言葉が注目されるようになり,泌尿器科領域でも使われるようになって久しい。過活動膀胱あるいは下部尿路症状(LUTS)においては,フレイル,サルコペニアとの関連性の報告が国内外で多くみられるようになってきた。われわれ泌尿器科医は,フレイル,サルコペニアを専門的に診断・治療する立場ではないが,過活動膀胱などと関連する問題であるため,他科や他職種あるいは他業種と連携をしていくことで互いに解決できる,もしくは改善できる機会が増えると期待できる。特に地域医療は,それを行ううえで多くの可能性を含んだ魅力的な領域である。
「KEY WORDS」過活動膀胱,尿失禁,尿道カテーテル,地域包括ケア,在宅ケア
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。